【摂津市】多文化共生に取り組む市民活動団体「せっつ地球村」さんが設置された居場所[地球村ハウス]」を訪問しました！

多文化共生の取り組みを行っている「せっつ地球村」さんが、この度令和3年4月より,、摂津市市民公益活動補助金事業として、多文化に特化した居場所[地球村ハウス]を香露園の集会所を利用して開設された、とのことで伺ってきました。

場所は香露園の「市立第34集会所」です。（2階）
開放日は、毎週木曜日15時〜18時と、毎週土曜日10時~18時です。

クリックするとPDFファイルへリンクします

洋室と和室です。広いスペースを利用し、どなたでも参加できます。（要お問い合わせ）
※現在（2021年6月）は新型コロナウイルス対策におきまして、三密・消毒・健康管理に取り組んでおります。こちらの写真は現在のものではございません。
多文化共生とは、「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」（総務省PDF）を意味しています。
摂津市には約47ケ国の外国人が滞在されています。一人で日本に働きに来る方も結構おられるようですが、言葉や環境面が壁となって生きづらさを感じ、地域に馴染めないと感じている人も多いと聞きます。
そこで、「せっつ地球村」の代表である村田美香さんは、2020年度の摂津市市民公益活動補助金事業で、多文化の人々が安心できる拠点として、[地球村ハウス]をオープンされました。（NPO法人ワーキングマム「アエル」2F貸しルーム）
これは大阪人間科学大学サークル団体「てふてふ」との協働で、1年を通して国籍を越えたコミュニティ作りの実績ができました。
今年（2021年）度は、場所を香露園の集会所に移し、地域交流を目的とした包摂的な居場所になるように取り組まれています。
利用している人は小学生、中学生、高校生、社会人、技能実習生、地域の高齢者と多種に富んでいます。
学校へ行きづらさを感じている子供でも、家庭と学校と連携を取りながら、安心して暮らしていけるように、[地球村ハウス]を居場所としているようです。

基本的な決まりごと以外は自由なので、のびのびと楽しんでいる光景が印象的でした。
高校生が外国の方に日本語をサポートするという光景もあります。

地域の方からの差し入れも・・・↓メキシコのお菓子！国際的ですね。

大阪人間科学大学サークル団体「てふてふ」で経験を積んだ2回生の森長さん（↑写真右端）は、居場所支援活動をされる学生ボランティア団体「凪沙（なぎさ）」代表として、今年度もフィールドワークの場として参加されています。
将来の夢(目標)は社会福祉士！

初対面の人でもすぐに繋がれる魔法の遊び道具？！

くつろぎ過ぎ〜

ボランティアの大学生のみなさんが自己紹介をしてくださいました。（恐縮です）

↑写真右端はマジックを披露される茗荷さん

↑写真右端は「みんなのせっつ村」村長の樋口さん

村田さんがおっしゃるには、

この事業の目的は、「多様性を尊重する地域社会の促進を図っていく」ことの必要性を意識し、「心のグローバル化」「アイデンティティの変化」「マイノリティに対しての共感」「心と心のつながり」、LABO地球村として機能していくこと

とのことです。（※LABOとは機関や部門を意味します）

ガーナの留学生さんの頭に興味津々、触る触る・・・笑

防災士の森山さんと・・・

また「せっつ地球村」は、多様な地域共生社会を目指し、持続可能な開発目標SDGsに取り組んでおられます。
SDGs（エス・ディー・ジーズ）とは、Sustainable Development Goalsの略称です。
2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標ですが、「せっつ地球村」が取り組んでいるのは以下の10部門です。

ゴール①（貧困をなくそう）
ゴール②（飢餓をゼロに）
ゴール③（すべての人に健康と福祉を）
ゴール④（質の高い教育をみんなに）
ゴール⑤（ジェンダー平等を実現しよう）
ゴール⑩（人や国の不平等をなくそう）
ゴール⑪（住み続けられるまちづくりを）
ゴール⑫（つくる責任つかう責任）
ゴール⑯（平和と公正をすべての人に）
ゴール⑰（パートナーシップで目標を達成しよう）

持続可能な誰もが暮らしやすい地域社会の基盤となりますように・・・
「せっつ地球村」に興味の有る方は記事中にあるチラシに記載の電話及びメールで、村田さんにお問い合わせください。（※緊急事態宣言発令中は場所が変わります）

↑集会所2階より撮影