あれからどうなってるの?JR東海鳥飼車両基地井戸削問題「新幹線基地訴訟 第1回弁論準備」の報告です。

JR東海鳥飼車両基地井戸掘削問題についてです。

摂津市は環境保全協定の遵守と、井戸の掘削中止を求め、JR東海を提訴しました。

 

提訴したのは平成26年11月14日です。もうすぐ1年が経つのですね。
あっという間〜

 

先月10月1日に、本件の第1回弁論準備が非公開で開廷されたそうです。

 

被告準備書面要旨は次の通りです。

被告準備書面要旨
第1回弁論準備手続では、被告代理人から、原告の原告準備書面(3)についての反論として、被告準備書面(4)が以下の通り提出されました。
(1)昭和52年協定(以下、本協定書)は地下水を切り替えた経緯と関係がないこと
(2)本協定書第8条が茨木市域には適用されないこと
(3)本協定書第8条は環境に影響を及ぼすような地下水の汲み上げを禁止する条項であり、JR東海の地下水利用計画には及ばないこと
(4)本協定書第8条違反に対する措置として強制的な義務履行が予定されていないこと
(5)本協定書第8条には法的拘束力が認められないこと
(6)JR東海による掘削工事等の遂行について
以上

摂津市WEB PDFより

 

つまり、裁判ではJR東海が、摂津市への反論として、「計画地が茨木市であること」と、「環境に影響を及ぼす地盤沈下が生じる危険性が認められない」などのこれまでと同様の主張がなされたということです。

 

あと、
JR東海は、事前説明も行わず、掘削工事及び試験揚水を断行し、その揚水した地下水を、水質基準に関する協議がないまま、摂津市内を通過する鳥飼水路に排水した。
件につきましては、

「試験揚水にようる排水は事業所からの汚水に該当せず、水質基準も環境保全協定に沿っている」
との反論がなされたようです。

 

 

いったいこの先どうなるのでしょうか?

摂津市民からの意見を設ける場ができるかも知れませんね。

 

 新幹線鳥飼基地

 

JR東海が井戸掘削するのは鳥飼車両基地の3%の面積である茨木市から↓

東海道新幹線鳥飼車両基地の地図

 

 

《つよし》

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つよし

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