【摂津市・南茨木】歴史講演会レポート「式内社 三宅郷社 井於神社の歴史と由来」

2025年7月6日、摂津市立コミュニティプラザ にて「歴史講演会 式内社 三宅郷社 井於神社の歴史と由来」が開催されました。酷暑の中、約60名の参加者が集い、地域の歴史への関心の高さがうかがえる盛況ぶりでした。
摂津郷土史研究会の筏 正明さんからいただいたレポートをもとにお伝えします。

宮司による解説と井於神社の歴史

講演会では、配布されたレジュメに沿って、宮司様ならではの視点や解釈が加えられ、井於神社の歴史や名称、御由緒について詳しく語られました。

井於神社 宮司 竹原泰司氏(筏 正明さんより提供)

井於神社は、延長5年(928年)にその名が記録されており、長い歴史を持つ神社です。
江戸時代の延宝3年(1675年)には2回目の遷座が行われ、大鳥居や灯篭が奉納されたことが紹介されました。

摂津郷土史研究会より提供

「宗源宣旨」と呼ばれる、神社の由緒や正統性を示す重要な文書が、大阪北部地震の際の本殿点検時に発見されたエピソードも披露されました。

「宗源宣旨」正一位、三宅三所明神の神社名を賜った箱(筏 正明さんより提供)

吉田神社から頂いた四本足の箱も公開され、その中には「春日大明神を合祀して350年後、奈良から一大鹿が例祭の日にやって来た」との記録が残されているとのことです。

神社名が書かれた宗源宣旨(筏 正明さんより提供)

今年はちょうどその遷座から350年にあたり、例祭には「遣いの鹿」が現れるのではないかという期待も語られ、会場が和やかな雰囲気に包まれました。

摂津市長による挨拶

講演会の締めくくりには、嶋野浩一郎市長が登壇。「先人の偉業をしっかりと継承し、挑戦することで次なる摂津を構築していく」と力強いメッセージを参加者に送りました。

筏 正明さんより提供

地域の歴史や伝統を改めて見つめ直す貴重な機会となった今回の講演会。井於神社と三宅郷の歩みが、今後も地域の誇りとして受け継がれていくことを感じさせる一日でした。

摂津市立コミュニティプラザはこちら↓

2025年7月6日(日)、摂津市立コミュニティプラザ3階にて、歴史講演会「式内社 三宅郷社 井於神社の歴史と由 …

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