【摂津市】十三高槻線・正雀工区ついに開通!吹田・摂津の交通を繋ぐ新たな架け橋

阪急正雀駅の南側、吹田市南正雀から吹東町付近にかけて整備が進められてきた都市計画道路「十三高槻線」正雀工区。このたび、阪急京都線をまたぐ「南正雀跨線橋こせんきょう」が2025年6月8日に開通しました。この工区は吹田市内に位置していますが、十三高槻線自体が摂津市の主要な交通ネットワークと深く結びついているため、摂津市民の暮らしや地域の発展にも大きな影響を与える重要な事業です。今回は、摂津市の視点も交えながら、南正雀跨線橋開通の意義や経緯についてご紹介します。

正雀3丁目付近 交差点

十三高槻線・正雀工区「南正雀跨線橋」開通レポート

2025年6月8日、摂津市と吹田市をつなぐ都市計画道路「十三高槻線」の正雀工区において、阪急京都線を跨ぐ「南正雀跨線橋」がついに開通しました。長年にわたり地域住民や利用者が待ち望んだこの道路の開通について、客観的にご紹介します。

都市計画道路・十三高槻線とは

十三高槻線は、大阪市淀川区十三から高槻市井尻までを結ぶ計画の幹線道路で、大阪都心部と京都方面を直結する重要な都市計画道路です。府道14号大阪高槻京都線のバイパス的な役割も担い、JR京都線や阪急京都線と並行して大阪から京都方面へのアクセスを大きく向上させます。

正雀工区・南正雀跨線橋の概要

今回開通した正雀工区は、吹田市吹東町から南正雀までの約500mの区間で、阪急京都線の相川~正雀間を跨ぐ陸橋が新設されました。このエリアは鉄道施設が密集し、線路や川による分断が多いため、従来は大きく迂回する必要がありました。

正雀川をくぐるアンダーパス手前

南正雀跨線橋の開通により、大阪市内から国道479号(内環状線)を経て阪急線を越え、正雀川をくぐり、近畿自動車道が通る大阪中央環状線まで一直線に抜けられるようになりました。これにより、従来の大阪高槻京都線の渋滞緩和や、地域全体の交通利便性向上が期待されています。

摂津市側から正雀川をくぐるアンダーパスを通過したところ

開通までの経緯と遅延理由

正雀工区の事業は1999年度に着手され、当初は2005年の完成を予定していましたが、用地買収の遅れや阪急電鉄との交差部工事の調整などが難航し、度重なる延期となりました。特に阪急線上空の橋梁新設工事は技術的な課題が多く、工事着手から26年を経てようやく完成に至りました。さらに、2024年3月の開通予定も最終調整や追加工事の必要性から延期され、2025年6月8日の供用開始となりました。

吹田市と摂津市を跨ぐ意義

南正雀跨線橋は吹田市内に位置しますが、摂津市と吹田市の市境に近く、両市の交通ネットワークを一体的に強化する重要なインフラです。摂津市側の住民にとっても、日常の移動や物流の効率化など、多方面で恩恵が期待されています。開通にあたっては吹田市側で記念イベントも開催され、地域の期待の大きさがうかがえました。

奥の勾配路が十三高槻線・正雀工区「南正雀跨線橋」

まとめ

南正雀跨線橋の開通により、十三高槻線の分断区間が解消され、摂津市・吹田市をはじめとする広域エリアの交通利便性が飛躍的に向上しました。長年の課題であった交通渋滞の緩和や都市間連携の強化に大きく貢献することが期待されます。

南正雀 跨線橋までのルートはこちら↓

※一部の画像は、ドライブレコーダーのmicroSDカードを読み込みスクーンショットしております

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