【摂津市】昭和レトロな理容室「頭の家 えびす」に行ってきました
今回は摂津市鳥飼八防で理容室を営んでおられる方のご紹介です。
理容室 頭の家 えびす
なんと、こちらの理容室は昭和42年に開店され、周りは田んぼばかりで、ぽつんと一軒建っている状態だったそうです。
今年(令和6年)で、57年目の「頭の家 えびす」は、昭和レトロ感が漂っています。
店主の関野與子(ともこ)さんにお話を伺いました。
泉南郡熊取町の出身で、テイネイ館という理容室で働いていたそうです。その後経験を積んだのちに、地元でテイネイ館を自営されました。その後摂津市へ来られました。
現在の理容室前の道路である大阪高槻線は大阪万博がはじまるという時期に、拡幅工事や建物の建設が進んでいったそうです。
さて、理容室「頭の家 えびす」の日常ですが、午前10時に開店し、閉店の15時までには、お馴染みのお客さんが来られます。たまにヘアーカットをしないで、おしゃべりだけして帰られることもあるそうです。
常に真心をこめてお客さんと接しているとのことで、店内はアットホームな雰囲気に包まれています。
お客さんにはお茶のおもてなしをするそうですが、必ずメモ帳に一筆入れるそうです。
中には摂津市から引越しをしても、長年通ってこられるお客さんも何人かおられ、関野さんの人柄を感じさせます。
103歳のおばあちゃんもカットに来られるそうで、最初は黙っているのですが、カット以外にお肌のマッサージ等も施し、終了すると「ありがとう」と言っていただき、その一言でこの仕事をしていてよかったと実感されるのだとか。
また、障害をもたれた方も、こちらの理容室を頼りにされていらっしゃるようで、喜ばれた時に励みとされています。
季節に合わせて置物を替えられます。
実は建物の老朽化が進み、あと何年継続できるかわからないそうです。
お土産でいただいた物も大事に飾っています。
毎日、島本町から車を運転して通っている元気な関野さん。
「お客様がきれいになって喜ぶ姿が生きがいとなっています」と仰られていたのが印象的でした。
これからも出来る限り長く営業してほしいですね。
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