【摂津市】「地域交流(摂津市)から国際交流(カンボジア)へ!」貴重な講演が聞けました。[大阪人間科学大学地域学術交流サロン]
今日は大阪人間科学大学の地域学術交流サロンに参加してきました。
地域交流(摂津市)から国際交流(カンボジア)へ!
カンボジアの実情を通して国際交流を理解しよう
左から摂津市男女共同参画推進団体せっつ地球村代表 村田美香さん、大阪人間科学大学学生 纐纈(こうけつ)さん、大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科准教授 秦康宏さん、NPO法人グローブジャングル代表理事 森絵美子さん
※秦氏に関しましては専門分野ではない、一教員としての立場で「心にささったこと」を講演していただきました。(敢えて「さん」づけ表記としています)
左側から順番に15分づつの講演です。
村田さんは、まずインパクトのある質問を来場者にされていました。
「摂津市には現在何カ国の人が住んでいるのか?」
なんと、45カ国、1353人なんですって!
(摂津市民生活部市民課国籍別年齢別男女別人員調査 基準日:2019年1月31日)
続いて出身国ベスト5の紹介
1,韓国 485人
2,中国 346人
3,ベトナム 257人
4,フィリピン 67人
5,朝鮮 26人
この後、タイ、インドネシア、アメリカ、ネパールと続いて行くのですが、下記の国からも摂津市に移住してらしたとのことで、驚きの表情がちらほら・・・
摂津市の住民で外国人と寄り添って住んでいる人はあまり見かけないのですが、村田さんはボランティアでサポートをされて、寄り添われています。
学生の 纐纈(こうけつ)さんは、グローブジャングルでカンボジアへスタディツアーに行った時の体験談を講演されました。
絶対的貧困とは何かを学んだそうですが、観光客に布を売る子供や、地雷で足を失った人が、敢えて自分の身体を街で見世物としてお金を乞ったり、ゴミ箱でペットボトルを漁ったり・・・
そんなとこを目の当たりにしたそうですが、場面を変えるとカンボジアの人はとにかく優しくて元気がある。
今この瞬間を生きているー心が豊かだと実感されたそうです。
秦准教授も、実際にカンボジアへ行かれた体験を話されました。
個人で行かれた時と海外研修の視察としても行かれています。
物乞いの人を目の当たりにした時のことや、将来の職業について選択肢が極めて少ないことにも言及。
カンボジアの小学校は日本と同じ6・3・3制。
しかし、午前と午後で生徒が入れ替わるそうなんです。
グローブジャングルの森さんはカンボジアの支援をはじめて14年めだそうです。
性格的に人と人との間に距離が結構あったそうですが、OLをやめて旅行などをし、カンボジアで感じたことは距離の短さ、気がついたら子どもたちが頭に乗って来ていたんだとか。
庭の黒い水たまりを飲んでいる姿を見てショックを受け、腸チフスになるのを見過ごせない、子供の笑顔で自分の方が元気をもらえた、そして何か形にしたい思いがつのって・・・井戸をプレゼントするというところから支援がスタートしたそうです。
グローブジャングルでスタディツアーを始めてからは、日本人の感想で「与えるつもりで行ったのが、カンボジアの人からもらうものばかりだった」という声をよく聞かれるそうです。
森さんは壊滅仕掛けた孤児院を建て直しておられます。
「今を支える支援」「未来を創る」
国際的な関係に於いて、お互いがいいところをミックスして幸せな社会をつくることを掲げていらっしゃいます。
ぜひ詳細をグローブジャングルのホームページでご確認ください⇣
https://glojun.com/
この日に設置したカンボジアの子供達のお米支援募金箱になんと、14,955円の募金を頂きました。
約30人の子供達が1ヶ月お腹いっぱいの笑顔に変わります。
講演に参加くださった皆さん、先生方に感謝致します。《村田美香》
多様性を認めあって、視点を地元から世界へ広げていけることができれば、住み良い街にもなるでしょうし、豊かな心を持つことができるのでしょうか・・・
大変貴重なお話が聞けました。
大阪人間科学大学 庄屋学舎はここ⇣
《つよし》