「地域が動けば世界は変わる」をモットーに、本気で摂津市をわくわくするまちに変えていこうと活躍する新田昌恵さん
号外NET今回の「ヒト」コーナーは、新田昌恵さんです。
お会いした途端、パーッと光が射し込んでくるはつらつとしたイメージの女性です。
新田さんが摂津市に引っ越してきたのは2010年12月、
当時は幼いお子さんを2人お持ちのママでした。
子育てをするにも遊べる場所が少ないので、地域のつながりを持とうと、ママさんのコミュニティやサークルを探されたそうです。
しかし一向に見つからず、引っ越してくる前に住んでいた大阪市の充実した子育てコミュニティとのギャップを感じられました。
「こうなったら作るしかない」
ということで、新田さんは2011年5月に自らママサークルを立ち上げました。
子供が小さい頃は、何かを始めたいと思っても子連れで行けるような習い事もなく、ましてや子供を預けてまで自分磨きをするのはどうも…と感じているママのために、ママたちが女性としてもっと輝ける場所をという思いで作られたそうです。
先生もママ、生徒もママで子連れOK!
手芸、料理、運動、ネイル 手作り体験、カラーセラピー…、
趣味が高じて資格が取れたママは講師にもチャレンジできる場です。
そんなサークル、マミークリスタルはどんどん参加者が増えていき、現在500名を超えています。
新田さんとの出会いで、開花されたママさんは多いことでしょう。
しかし新田さん、ママサークルだけでは終わりません。
子育ての期間は案外短いもので、新田さんのお子さんが小学校に行く頃、子育ても落ち着いたので、さあ自分のために働きに行こう!、、、とはならず、視野はどうしても周りにいってしまうのだとか。
「もっともっと地域の活性化に貢献したい」
これまでの実績で、ご自身の可能性、ライフワークを感じ取られたのでしょうか。
地域活性化はボランティアだけでは限界があります。
せっかく作り上げたシステムでも、それを継続するためには資金や人材が必要です。
新田さんは、摂津市をもっとわくわくする街にするには、地域で仕事を創れるようにすればいいのではと提案されます。
地域が抱えている問題すらも仕事として創れ解決すればどうでしょう。
そしてついに、摂津まるごとプロジェクトを立ち上げられました。
ママだけに限らず、20代~80代の男女がすでにメンバーになっています。
このプロジェクトは摂津市民にとってあながち他人事ではないと思いました。
客観的に捉えて、摂津市のことを考える積極的な人間しか参加しないのではと感じられるかも知れません。
そんなことはなくて、「住み心地をよくしたい」、「自分ができることを仕事にしたい」と思っている人にとっても魅力的ではないでしょうか。
一馬力で頑張るのではなく、わからないことは相談できるというコミュニティがあるのです。
摂津まるごとプロジェクトには、人材育成事業がありまして、その中に「摂津まるごと大学」を作り、やってみたいことを遠慮なく提案できるスペースがあります。
そして、周りの講師陣からのフォローや応援しあえる体制を整えて、実現していこうという、夢が仕事にもなっていくという魅力的なシステムなのです。
住んでいる場所は、「ただ住んでいるだけ」ということで、無関心な人も多いかも知れません。
そんな人も案外地域に目を向けるだけで、可能性が広がるかも知れないですね、
広大な構想に見える摂津まるごとプロジェクトですが、新田さんは2手3手先を見据えて行動されています。
特徴がないと言われる摂津市、なにやら不思議と言われる摂津市…
新田さんによってさらに輪がかかって面白くなりそうですね。
今後の摂津市が楽しみです。
《つよし》