摂津市千里丘にあるエネゲートで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開デモンストレーションを行ったそうです。
電気制御システム等に研究開発施設を持つ、株式会社エネゲートの千里丘事業所で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開デモンストレーションを行ったそうです。
※電氣新聞より画像
電氣新聞によりますと、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、小惑星探査機「はやぶさ」に使われた電力制御技術を応用した「動的電力割り当て制御装置」の研究成果につい て、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)に試作機器を組み込んだ公開デモンストレーションを開催した。当日はエネゲート(大阪市、多山洋文社長)が協力し、同社の千里丘事業所(大阪府摂津市)内にある研究開発施設「スマートラボ」を会場として提供したほか、公開デモで使用したHEMS 関連機器を提供した。
私達が使っている家庭の消費電力や、企業が使っているビルの消費電力の情報は、集中管理して制御しているのですが、昼夜・季節・天気を通して消費電力は変動します。 そのため、契約はピーク時を想定します。電力会社はピークに応じた発電体制を維持しますので無駄が多いそうです。 そこで、分散できればということになります。
川口淳一郎教授は、「分散電力制御」技術を開発し、エアコンや電気調理器、照明などを分散制御する実験が株式会社エネゲートで公開されたのです。 「分散電力制御」とは、消費電力がピークに迫ると各種機器に一斉に知らせて、優先順位に応じて機器ごとに制御する技術です。
川口淳一郎教授は、JAXAのベンチャー制度に基づいて法人を設立する方針で、共同で本格的な技術開発を行う企業を募集しているとのこと。
株式会社エネゲート 千里丘事業所はここ↓
[map]大阪府摂津市千里丘3丁目14-40[/map]