【千里丘】「似禅寺(ジゼンジ)山の『山いき』」という行事を知っていますか? 「せっつ郷土史セミナー」
摂津郷土史研究会が主催する「せっつ郷土史セミナー」のお知らせです。
今回の内容は、「小学校時代のなつかしい行事 兎狩・山いき 等」を教えていただけるそうです。
講師の茗荷さんに少しお話を伺うことができました。
「兎狩(うさぎがり)」は、小学4年生~6年生の男女が参加する冬の一大イベントだったそうです。「山の上に網を張って、下から棒を持って声を出しながら登って行くと、兎は驚いて上にあがり、網にかかる」とは茗荷さん。茨木市の資料では、大正時代より行っていたことが記載されているとのことですが、いつ終わったかまでは追跡していないそうです。茗荷さんが小学校6年生の時に経験されていて、同窓会では必ず「兎狩」が話題になるんだとか。
ところ:摂津市立コミュニティプラザ 第5会議室(2階)
内 容:「小学校時代のなつかしい行事 兎狩・山いき 等」
講 師:茗荷充幸 氏
参加費:500円(昭和の歴史指標設置活動に使用)
連絡先:藤浦雅彦 まで(チラシ参照)
「山いき」は毎年4月18日に行われていて、授業は2時間で終え、今は住宅地になっている似禅寺(ジゼンジ)山へみんなで弁当を持って遊びに行く行事です。田んぼの仕事を始める前に、豊作を願う前祝いとして、田の神様と飲食を共にする行事だったそうです。
さて、場所はどちらかといいますと、千里丘交差点を北に上ると「山田千里丘交差点」があります。交差点右側の道路をさらに進んで。徳洲会病院へ向かいます。↓
↑左の門が見えるのが吹田市立南山田小学校です。このあたりが「似禅寺(ジゼンジ)」山の裾野のようです。赤丸で囲った場所に「似禅寺(ジゼンジ)」山があったのですね。
昔はキツネも住んでいたみたいですが、千里丘地域の大開発によって今はマンションが立ち並んでいます。
講師の茗荷さんより結構詳しくお話が聞けましたが、「せっつ郷土史セミナー」では、和気あいあいとした雰囲気の中、質問等もできますので、より詳しい歴史を学びたい方にはオススメです。
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