【南茨木】大阪を元気に綺麗に!SDGsを実践している森川誠榮さんってどんな人?
号外NETには以前、「ヒト」というカテゴリーがありまして、地域に在住の方を取材してご紹介させていただいていました。
今回ご縁がありましたので、南茨木在住の刺激的な方をご紹介させていただきます。
森川誠榮(もりかわ せいえい)さん
就労継続支援事業所 守口誠翔園の代表をされています。
こちらは就労継続支援A型事業所にあたり、一般企業への就職が困難な障がい者に、就労機会を提供すると共に、生涯活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供給することを目的としています。
紙すき工房でもある守口誠翔園では、廃棄処分される紙ごみ、牛乳パック等が、再生紙製品として生まれ変わります。
4工程を割り振りし、チーム体制で作業します。
誠翔園ができるきっかけとなったのは、社会的に著しく不利な立場にある人たちを、町ぐるみ・地域ぐるみでサポートしていける仕組みを構築することを最優先に考えたところ、社会的弱者の支援と救済を第一の目的に、地域コミュニティの活性化と、地域に密着した安心安全な居場所づくりを築いていくことが必要だと感じられたからだそうです。
さて、そんな森川さんは他にも多くの活動をされています。
ある時はクリーンアップレンジャーズ隊長として淀川河川敷のゴミ拾い、ある時は大阪湾を綺麗にするオーシャンリハビリマスター、またある時は大阪府の児童虐待死を0にするプロジェクト「ゼロ会議」活動に転じておられます。
そして、SDGs(持続可能な開発目標)に基づく社会貢献にも励んでおられます。
●SDGsについて
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、Sustainable Development Goalsの略称です。
2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
目標は次の17個です。
ゴール①(貧困をなくそう)
ゴール②(飢餓をゼロに)
ゴール③(すべての人に健康と福祉を)
ゴール④(質の高い教育をみんなに)
ゴール⑤(ジェンダー平等を実現しよう)
ゴール⑥(安全な水とトイレを世界中に)
ゴール⑦(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)
ゴール⑧(働きがいも経済成長も)
ゴール⑨(産業と技術革新の基盤をつくろう)
ゴール⑩(人や国の不平等をなくそう)
ゴール⑪(住み続けられるまちづくりを)
ゴール⑫(つくる責任つかう責任)
ゴール⑬(気候変動に具体的な対策を)
ゴール⑭(海の豊かさを守ろう)
ゴール⑮(陸の豊かさも守ろう)
ゴール⑯(平和と公正をすべての人に)
ゴール⑰(パートナーシップで目標を達成しよう)
森川さんは、①、③、⑧、⑩、⑪、⑫、⑬、⑭、⑯、⑰ の10個の目標に重点を置いた活動を行い、実現を目指されています。
因みに、日本経営士会選考による 『ビジネス・イノベーション・アワード 2019 』 SDGs活動部門の優秀賞を受賞されています。
大阪湾を綺麗にするオーシャンリハビリマスターである森川さんにも興味を持ちました。
オーシャンリハビリテーションプロジェクトをご存知でしょうか?
これは2025年までに開催される「大阪・関西万博」までに、大阪湾を江戸時代のような、人や魚が集うきれいで豊かな海域に、リハビリして戻そうというプロジェクトです。(「一般社団法人国際オーシャンリハビリテーション協会」になる予定)
ビジョンは、大阪湾・湾奥部のウォーターフロントをビーチリゾート化して、賑わいのあるベイエリアを構築し、人々や魚たちが集まる豊かで楽しく華やかなものにすること。
海にあるプラスティックゴミは、約80%は河川 下水等から流れているそうです。そして、海に流れ出るプラごみの8割が、アジア諸国からのものであり、途上国の人たちの意識を変える取り組みも重要課題だとか。
実に活動的な森川さんですが、きっかけは息子さんが障がいを持たれているとのことで、社会的弱者支援のために動き出され、その後どんどんと世界的な動きに展開されています。
森川さんに興味を持たれた方はぜひホームページを御覧ください。
→ ミスターSDGs 誠榮です!
守口誠翔園はここ↓