一家に一冊いかがですか?「新修 摂津市史 史料と研究」完成!
『新修摂津市史 史料と研究 第3号』 (古代淀川流域関係史料)が完成し、お求めいただけることになりました。
これは「市制施行50周年記念『ふるさとを知ろう 摂津市の歴史』」と一緒に要保存ですね!
前回に刊行された摂津市史に掲載されている史料や淀川にかかる研究成果などに基づきながら、古代の淀川の治水・水害をまとめています。
淀川と神崎川はつながっていなかったんですね。
一津屋の北部で安威川と合流していたそうです。
昔の淀川は湾曲していて、今のように直線ではなかったとか・・・
古代淀川流域の動向
史料解説
監修・解説 市 大樹(大阪大学大学院文学研究科 准教授)
神話を含む伝承の時代から後三条天皇の即位(紀元前、伝承~1068年)までの摂津市域を含む淀川流域についての史料から、主要な8つのトピックを取り上げて解説
1. 古代淀川を考える際の留意点
・ 明治時代の淀川 、 古代河内湖の淀川
2. 難波堀江と茨田堤(まんだつつみ)
・ 大化の改新以前からの国家事業として淀川・旧大和川の治水事業
3. 磐之媛命(いわのひめのみこと)の嫉妬譚
・ 大化の改新以前から淀川交通は盛ん、瀬戸内海と連動
4. 行基の社会事業
・ 難波宮とつなぐため、淀川流域の道路、橋、港を整備、堤防や排水路などの淀川の治水対策も行う
5. 延暦四年の三国川開削
・ 785年、淀川と三国川(神崎川)を直結する水路整備(一津屋~別府にいたる河道)
< 直結させた理由 >
- 三国川を通じて瀬戸内海と 遷都 長岡京を結びつける新しいルート
- 頻発する洪水被害対策の側面も期待されたが結果的に、失敗に !!
6. 諸国 貢進物の運漕
・ 平安京に遷ると、都へ貢進物を運ぶのに淀川水運を利用。西国からは神崎川を遡上して
淀津まで運漕、その後陸上で都へ
7. 淀川流域の牧・離宮
・ 摂津市域では諸国から献上された馬を飼育する鳥養牧、上皇や貴族の寺社参詣で
立ち寄る遊興地としての鳥養院
8. 藤原頼通の高野山参詣
・ 平安時代、上皇や貴族らは、四天王寺・高野山・熊野への参詣が増え、往来に淀川
を利用。平等院鳳凰堂を建てた藤原頼通は、高野山参詣旅行の詳細な記録を遺し、
鳥養御牧のあたりで豪華な饗応を受けたこと、摂津市域周辺の地名も多数記されて
います。
※摂津市ホームページより
『新修摂津市史 史料と研究 第3号』 (古代淀川流域関係史料)
平成30年3月刊行 A5版 299頁
一部900円です。
市制施行50周年記念『ふるさとを知ろう 摂津市の歴史』もお求めできます。
平成28年12月刊行 B5版 カラー48貢
一部 500円です。
摂津市 教育委員会事務局 教育総務部 生涯学習課 市史編さん係
(火曜日~金曜日の平日 午前9時~午後5時)
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《つよし》