摂津市出身の富士葵さんが「よさこい鳴子踊り」指導のためパラグアイへ日系社会青年短期ボランティアとして派遣されることになりました。
大阪府摂津市出身の富士葵さんが、「日系社会青年短期ボランティア」として派遣されることになりました。
行き先はパラグアイです。
高知県発祥のよさこい鳴子踊りを現地の日本語学校を中心に、11ヶ月かけて指導されます。
まず、「よさこい」の意味ですが、夜さり来い(夜にいらっしゃい)という古語が変化した言葉と言われています。
よさこい祭りは、毎年8月9日(前夜祭)10日、11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の4日間、高知市内9カ 所の競演場・7ヶ所の演舞場で、約200チーム、約18,000人の鳴子を持った踊り子が工夫を凝らし、地方車には華やかな飾り付けをして市内を 乱舞する土佐のカーニバルです。
この祭りには、全国的な不況の中、戦後の荒廃した市民生活が落ち着きを見せ始めた昭和29年8月に不況を吹き飛ばし、市民の健康と繁栄を祈願し、併せて夏枯れの商店街振興を促すため高知商工会議所が中心となり 発足したそうです。
(※よさこい祭振興会サイト参照)
現在ではサンバ、ロック、ヒップホップ、演歌、フラメンコ、フラダンスなど各々のチームが趣向を凝らした楽曲と振り付けを披露し、伝統を色濃く残す盆踊りスタイルである「正調」とともに観客を楽しませています。
四国三大祭りの一つでもあります。
さて、よさこい指導のJICAボランティアとなった富士さんですが、独立行政法人 国際協力機構サイトによりますと、
「なぜ今回、このJICAボランティアの案件に応募されたんですか」との尾崎知事からのご質問に対し、富士さんは、「自分の大好きなよさこいが世界との架け橋になれるとは思わなかった。この案件を見つけた時は、運命だと思った」と力強く答えていました。
とのこと。
パラグアイの日系人の子どもたちや、現地のよさこいチームの指導にあたり、よさこい大会の企画も検討中とのこと。
よさこいは世界に20カ国くらいチームがあるそうですが、パラグアイでもよさこいブームを起こしてほしいですね。
《つよし》