阪急電車が安全快適なのは、正雀工場で「磁粉探傷検査」を行っているからでもあるんですね。
摂津市の主要な交通機関である阪急電車。
たくさんの人を目的地に送り届けるには、日々たゆまない安全管理をしています。
定期的に、全般・重要部検査をしているのですが、大事な走行装置である台車は「磁粉探傷検査」を行っているんだとか。
磁粉探傷検査とは強磁性体の表面およびその近辺の欠陥(クラック)を検出するのに適した探傷検査のことをいいます。
ちょっと難しいですね。
強磁性体とは個々の構成原子が磁気モーメントを持っており、それらが同じ方向に整列したものです。
ちょっと難しいですね。
磁気モーメントとは、磁石の強さと方向を持ったベクトルのことです。
ちょっと難しいですね。
磁束を遮断する欠陥(クラック)があると、欠陥の両端に磁極(N極・S極)が現れ磁束が表面空間に漏洩します。
この部分に鉄粉または着色磁粉・蛍光磁粉などの検査液をかけると磁極に吸引されて磁粉模様が形成され、欠陥の幅が拡大され容易に欠陥の存在を見ることができるそうです。
▼磁粉探傷検査で使用される装置(阪急電鉄が使用しているものとは関係ありません)
※Wikipediaより
検査のイメージはできますでしょうか?
では正雀工場での風景を(^ ^)
※阪急電車ホームページより(2枚とも)
これで検査の様子が理解できましたね?
阪急電車が安全快適なのは、正雀工場で「磁粉探傷検査」を行っているからでもあるんですね。
阪急電鉄正雀工場はここ↓
《つよし》